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難問

最高の日だったかどうかは別にして今でもワクワクしてる。
「100年の難問はなぜ解けたのか 〜天才数学者 失踪の謎〜」
という番組を見終えてから興奮してる。
「ポアンカレ予想」と言う100年も考え続けられている数学の難問を
ロシアのグリゴリー・ペレルマン博士が解いて、その後失踪したということに興奮してる。
僕は当然何がなんだか解らないんですが、そんなことより真に迫ったことに感動してる。
この難問は宇宙の形も数式で証明するもので、
ここからロープの端を宇宙一周させて、ここに戻して両端を引っ張って
ロープを回収出来れば宇宙はドーナツ型ではないんじゃないの?って言う問題。
ほら、ちんぷんかんぷんでしょ。


それを解いてから失踪するなんて、
何かを知ったんだろうなとワクワクするんです。
何か解いてはいけないものを解いたんじゃなかろうか。。。
その番組では恩師がペレルマンを探し会いに来たがペレルマンは電話越しに断る。
今は無職で母親の年金で細々と生活をしているらしい。


うろ覚えですが、以前、日本の数学者に誰かが質問した。
「人間が考え出した数学、いや数字をそこまで信じてもいいのか?」って問いに
その数学者は「哲学としてそう言う疑いもあるが私は数学者だから信じたい」と言っていた。
僕は番組を見てこのやり取りを思い出した。
スペースシャトルの宇宙飛行士の夢やロマンに
僕らを子供に戻してくれるほどの憧れを抱いてる。
その反面、地球上で考え出されたものを
外に持ち出すのはどうなのか?と言う気持も持っている。
それは、地球で発明された数字や言葉や考え方で宇宙を理解しようとしても
それはお門違いじゃないかと思うところもあるんです。
これ以上知ってもどうにもならんことをペレルマンは気付いたんじゃなかろうか?
ってそんなことを想像するとワクワクした。

また僕の妄想ですが、
もし、人間以外の動物はそれ以上知ってもどうしようもないと知って
知能の進化を途中で断念し今の状況にあるとしたら、
人間だけがそれに気付けなかった、逆に進化できなかったバカな生物になる。
もし、カラスの糞が頭の上に落ちた時、僕はそう思うことにする。


僕は研究者じゃないから何とでも言えるけど、
でも、ド素人の疑問こそが一番芯を捉えてると僕はいつでも思ってる。
人間が考え出した物を使って何かを解くことは本当に解いたことになるのだろうか?
人間社会のルールの中では当然正解を作るべきだけど、
人間社会以外にそのルールを用いることはナンセンスかもしれない。
でも人間はその物差ししか持ってないから計りようはないしどうしようもないんだけど。。。


僕がいつも思っていることは、
ルールを作るとき、その裏には大間違いも含んでいるということ。
たとえば法律がすべてだと思っていても、
その裏には間違った法律もたくさんあると思うんです。
ただ、それをみんなで守ることで立派な法律になる。
だから、法律を作るとき、
その裏に間違いを犯したかもしれないと言う疑いの心も必要じゃなかろうか?
その謙虚さがあれば矛盾が防げるような気がするし、
全国民から愛される国になると思う。


あれ?
なんの話だったっけ?
ペレルマンは想像を絶する矛盾に出会ったんじゃないかな。。。
おやすみなさい。

by hisa_coff | 2009-03-10 02:05 | デイリー