人気ブログランキング | 話題のタグを見る
昨夜の夢は臨場感あった

久しぶりに臨場感のある夢を見た。



「いつも使っているスタジオが予約できなかった」
と言って丸尾が急遽予約したスタジオは中国にあるスタジオだった。
何度も「マジで?」と僕はくり返すが、「マジで。」としか丸尾は応えない。
「中国って!」と、何度も突っ込みながらパスポートの心配をすると、
なんのこっちゃない、丸尾は日本から出たこともなかったので、
たかがリハーサルのために丸尾はパスポートを取りに行かなくちゃならんわけです。



無事、中国に到着して、スタジオに向かう。
「このトンネルの奥にある」と丸尾が指差すけど、このトンネルがべらぼうにデカい。
横幅は目黒通りは余裕であるし、天井ももの凄く高い。
大阪の梅田駅構内の阪急百貨店などがあるドデカいアーケードくらいはあるな。
あれほど華やかな感じじゃなく、重厚感と暗さは妙に共産主義の香りがする。

トンネルに一歩入って見ると白壁に赤じゅうたんが
ずっと目黒通りの幅で奥の方まで続いている。

じゅうたんは映画スターが歩くレッドカーペットのような感じでも金赤でもなく、
なんとなく青が混じっていて薄い赤色で両ふちに原色の黄や青や緑などで
中国らしい模様が施されている。

それから、白い壁が気になる。
壁を観察しながら歩いていると大理石だと言うことに気付いた。
よく観察してると大理石のタイルの継ぎ目がない。
丸尾に「こんな大きな一枚岩の大理石があるのか?」と興奮気味に聞くと
ニヤリと指差して「じゅうたんもめくってみな」と言うから、めくって見るとまだ大理石!
よ〜く見ると壁と床にも継ぎ目がない、そして天井にも継ぎ目はなさそうだ。
「こ、これは!?」的なリアクションをすると、
丸尾は「大理石の山をくりぬいたトンネルらしいよ」と、
いつの間にか手にしたスタジオのパンフレットをめくりながら言っている。

大きなトンネルでありながら大理石、大理石の山をくりぬいたトンネル。
確かに外見は掛け軸などに描かれている中国4000年の歴史の山だった気はするけど、
あの山が全て大理石で出来てるとは、、、凄過ぎる。


しばらく歩くと、大きな広場に出る。
まだトンネルの中ではあるが、少し明るい。
前を進むのを阻む1台の自転車に衝撃!
「あれ、50人ほど乗ってんじゃね〜の?」的な雑技団がグルグルと回っている。
樹の枝葉が大きく開いて太陽を望むようにうまいこと人が組み合って1台の自転車に乗ってる。

ただ、それを避けて進む僕らの心境は、
いきなりテンション高いママさんに未成年者がスナックに引きづり込まれたような感じ。
いや、伝えにくい。とにかくもの凄い集中力を見なくていい時に見せられた感じ。
あのママさんの目が$マークになった強い眼差しと気遣いは切実な生活背景が見える。
関わりたくないのに関わらないと行けない状況。

グルグルと回る真ん中を突っ切ってみた。
「乗ってきな!」って声に僕らは「ハッ!」。ソワソワする。
運転手は人で埋もれて見えないが、たぶん彼が言ったはずだ。
どう見ても乗れるわけがないので、「結構です」と断った。


ここから、リハーサル後まで飛ぶ。
どうやってスタジオに辿り着いたのか、ちょっとわからない。


スタジオを出たらバーカウンターがある。
僕はスタジオ代を精算し、丸尾はカウンターの人だかりに紛れる。
丸尾を見失ってはいかんと思い、背伸びして人だかりを見れば、
見たことのある知人のミュージシャンばかりだ。
ここは中国なのに、このスタジオが流行っていることにビビる。
アナログフィッシュも使っていたようで、健太郎がシュウマイを食いに誘ってくれた。
でも、とにかく僕らは帰らないと何かがスッキリしないので、
丸尾を引っ張ってそのバーから出た。


出たら中国の夜。
ふと、庶民の雑な屋台で腹を満たして帰ろうと考えた。
近くにいたバスガイド風の制服を着た女性に屋台を訪ねると、
「この土手を下って、あの煙突の左側にぼんやりと灯りが集まってるでしょ。
あそこです。でも、煙突より右側には絶対に行かないでください。」と、言われる。

僕らは、煙突目指して土手を駆け下りる。
砂ぼこりの臭さと土手下の街に街灯が少な過ぎることに土手上との貧富差を感じた。
僕と丸尾は、なんとなく向こうに見える煙突を頼りに真直ぐ左に寄って歩いた。
道は鋪装されておらず、砂利道で夜なのに砂ぼこりを嗅ぐ妙な感覚。
少し広い道に出る。
右側から車のライトが見えたので、僕らは立ち止まって通り過ぎるのを待った。
砂ぼこりと猛スピードで通り過ぎるのは、超ロングの白いリムジンで窓ガラスは真っ黒。
リムジンが通り過ぎたら、僕らはその道を渡って、真直ぐ路地に入り走り出した。

なら、「プン、プン!」と音がした。
たぶん、砂場に銃弾がめり込む音だろう。
こう言う音は聞いたことがなくてもなんとなくわかるもんだ。
2人とも伏せたら、また「プン、プン!」と砂利道に。
僕と丸尾は目配せして、せーの で走り出した瞬間、目が覚めました。

定かではないが右下に「つづく」って文字が出てたような気がする。



つづきが見たかったけど午前中からスタジオ予約してたので、
二度寝無しでスッキリ起きました。
大丈夫、中国のスタジオじゃないです。
今回は夢にしては話がまとまっていてよかった。
by hisa_coff | 2009-10-18 19:01 | デイリー