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自転車の練習

EGくんの新曲を予習しておこうと音源ファイルを開いてみたが、

ギター弾き語りデモ音源とともに
EGくんが弾いたであろうピアノのフレーズが録音されたデータがある。
そのピアノフレーズを曲の間奏に移植してくれ と言う指令だとおもうが、
そのピアノを聴けば聴くほど顔がにゅるりとニヤけてしまう。
弾けない楽器を一生懸命トライしている顔が思い浮かぶからだ。
自転車を練習する子供のような 皆経験済みの あの歪めた顔をしてると思うと嬉しくなる。
しかも意外と難しくて16分音符が羅列して哀愁と幼さが共存している。
あきらかに手でメロディーを探ったのではなく、頭の中で鳴らしたメロディーだわ。
頭の中でイメージしてしまったから、それに嘘はつけない。
だから弾けないのは覚悟の上、どうにか鮮明にイメージを伝えようとした結果、
何度聴いても微笑ましい奇跡のピアノトラックになったわけだ。
でも、人間、頭でイメージできることは、実現できるのですから、
彼はそのうち優々とピアノを僕らの前で弾いてみせますよ。
歌もギターもあんなに凄いのにピアノも弾かれたらヤバいな。


自転車がまだ乗れない息子が、
お父さんが働く工場まで忘れてしまったお弁当を届けに行く。
お母さんは身ごもっているので息子が行かなくちゃいけない。
強く決意し、乗れない自転車で出発する。
なかなか上手く乗れず途中 転んでしまってお弁当をひっくり返す、
ようやく工場に着いた頃には日は傾いていて、夕方になってしまった。
結局、お父さんと一緒に帰ることになる。
帰り道の夕日の中、河川敷で中がグチャグチャになったお弁当を
息子の泣きべそをからかいながらお父さんはいただいた。
「今日のお弁当は最高においしいよ」と息子を抱き寄せながら
次の日曜日、自転車の練習を手伝うことを約束したのさ。

ま、そんな気持ちになりました。
by hisa_coff | 2010-01-25 23:33 | デイリー