もう変人でいいやって思ってとぼけた顔して駅に向かった

歩いていると花壇の向こう側の手すりに両手でつかまって、
うめき声を上げながら今にもうずくまりそうなおばあさんを発見する。
辺りを見回しても僕だけだから、少し早足にして、ポッケの携帯電話を握りしめ、
すれ違う時に苦しそうならばどうにかしようと考えながら歩く。
一度、上体を起こしたので大丈夫かもと思って見ていたが、
再び手すりにつかまりながら下を向いて苦しそうだ。
で、これはどうにかしないと と声をかけようと近寄った瞬間、僕は気付きました。
彼女、左足のアキレス腱を伸ばしてた。ストレッチだ。
手すりに両手でつかまり、かかとを突き出して、
スキージャンプのときの体とスキー板の関係ぐらい鋭角に伸ばしてる。
一度、体を起こしたときは足を組み替えたんだな。
靴もニューバランスを履いていて、やる気満々でしたので、
大きなお世話だと思い、声をかけるのを思いとどまった。
ただ、思いとどまった感じが変な人だと思われたようで、
こちらをじろじろ見てます。
おばあさんに1から説明するのも面倒臭かったので、
もう変人でいいやって思ってとぼけた顔して駅に向かった。

ややこしい。




昨夜、マンチェスター・ユナイテッドは
ルーニーが契約延長してから初めての試合でした。
彼は出なかったですが、本当によかった。

チチャリートが奮起した。
先週の試合でチチャリートがスタメンで出た時、
前半は勢い良く点を決めたが、後半は疲れて意気消沈して消えていたので、
若さからか、試合終了まで保たないことを露呈してしまった。

でも、昨夜は違った。
スタミナなんて一週間で修正できるわけないのに
チチャリートは修正して来たんです。
驚いたのは、前半27分、
ゴール前の混戦からビディッチが頭であげたボールが
チチャリートのところへ飛んで行くのですが、
ディフェンダーとの混戦のせいでゴールに背を向けて飛んでしまった。
彼の背後をボールが抜けて行こうとしたとき、
彼は体を前に屈めてから反り返って、後頭部でヘディングをしてみせた。
解説者もこんなの見たことないものですから、
もしかしてスーパーゴール?的な雰囲気が漂った。
で、やっぱりスーパーゴールだった。
後頭部に当たってゴールしたのじゃなく、
ボールをゴールに背筋を使って後頭部で押し込んだセンスを絶賛した。
見事なゴールに僕も興奮。
でも、課題は試合終了まで体力が保つかだ。

後半36分にトゥンジャイに豪快に決められる。同点。
でも、その5分後、エブラのクロスにチチャリートが合わして、この日2点目。
ゴールの瞬間、歓喜に走り出したチチャリート、それを追いかけるフレッチャー。
コーナーフラッグ付近で両手を広げたチチャにフレッチャーが抱きつく予定だったが、
あまりにも興奮した巨体のサポーターがピッチに入って来てチチャに抱きつこうとした。
でも芝に足を取られて転けるサポーター。それに気付いたフレッチャーは、
チチャに危険が及ばないように抱きつくのを諦めサポーターをどけようとした。
が、起き上がったサポーターはチチャリートに抱きついた。
それを止めようとしたフレッチャーはサポに背後から抱きつく格好だ。
別角度から警備員もサポを排除しようとその輪に入ってくるが、
その上からキャリックやリオや他の選手が抱きつきに来たので、
警備員もサポーターも選手も一緒になって喜んでいるようでよかった。
チチャリートがマンチェスター・ユナイテッドの一員になった瞬間だったかもしれない。
メキシコから来た22の若者が世界最大のクラブで信頼を得た瞬間だった。
そのままチチャリートの2ゴールで勝利。
とても気持ちがいい試合でした。
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リオ・ファーディナンドも興奮してたようで、
ツイッターで「アドレナリンが出てずっと眠れない」と書いてました。
チチャリートの絶賛ツイートもしてました。


日本の報道ではハビエル・エルナンデスと紹介されますが、
ユニフォームには「CHICHARITO」と書いてあります。
親父がサッカー選手時代にエンドウ豆という愛称を持っていて
そのジュニアと言うことで小さなエンドウ豆の意味でチチャリートになったらしい。
背番号は14ですので。。。
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by hisa_coff | 2010-10-26 02:15 | デイリー