僕のチョッキは逆さで、健太郎はチャックが開いていた。

帰宅して上着を脱いだら、チョッキが前後ろ逆だった。
いつから逆だったんだろうか?


朝起きて朝食の準備、ここはパジャマのままで、
ぶどうパンやバナナや紅茶など用意して、
夜中に録画していたマンチェスター・ユナイテッドの
チャンピオンズリーグの試合を再生する。
当然、まだパジャマのまま、チョッキは着てない。

いい試合だった。
気になるのは、前日の会見でナニと言う選手が、
「僕は世界最高峰のプレーヤーだ」と鼻高々にしてたこと。
世界最高峰と言う言葉を自分で使った瞬間、
そこから下山しなければいけなくなる。
あんたは素晴らしい選手だが、まだ頂上ではないと、勘違いだと言って欲しい。
この時もまだパジャマだ。

今日はEGバンドのライブなのでリハーサルしようと鍵盤をセッティングする。
ふと、何着てライブするか迷ったので、
EGくんに「あんたは、何を着て舞台に立つの?」とメールする。
なら、「一番テンションが上がる服を着て来てください」と、
僕の心情を察知した素晴らしい返信が来る。
気の利く良い子だと思うから、よけいに意地悪なメールをしたくなる。
「スクール水着もテンション上がるんだよな」と僕のキャラにない文面送信。
なら「ピチピチでいいですね」と返信、サラリと流され、
こちらから仕掛けたのに こちらが恥ずかしくなる始末。
心にもないのなら慣れないことはしてはいけないのだ。
この時もパジャマのまま。

EGバンドの曲目を練習する。意外と難しいのです。
繊細なコード感ですが、爆音で響かそうとするのです。
悩ましいドラマチックな旋律ですが鍵盤を叩くのです。
パジャマで。。。

休憩しながらジャミロクワイの新譜アルバムを聴く。
ずっと好きだと約束したので、どんな曲でも受け入れている。
初来日のライブは衝撃だった。あの時に約束したのだ。
その時はパジャマではなかった。

また、鍵盤を弾いていたら楽しくて曲作りに発展して行く。
夢中になり過ぎて、あと30分で家を出なくちゃならん。
このままだと、パジャマのままで。。。

3、4日の保存食として作っていたドライカレーも食べられず、
支度をすることになる。ようやくパジャマから着替える。
鏡の前でジーンズとシャツとチョッキを着る。
襟を正したときは、しっかりとチョッキの前は前を向いていた。
首元が窮屈ではなかった。

赤い靴を履いて下北沢ラウンドアップ3へ出発。
バス乗って電車に乗って下北沢に到着する。
少し早いが集合場所にボーッと立っていると、
440の店の人が、「入ってもいいよ」と言う合図をくれるから、
どうせ待つなら音楽でも聴いておこうと440に入った。
僕は知らないアーティストだったがすごく良かった。
店の人はアウトローの山口くんだと言っていた。
最後の曲のAメロはもの凄く誘われる高揚感だった。
アコギにベースにドラムのトリオだけど素敵だった。
舞台の右端にアップライトのピアノがあるもんだから、
僕がここに入ってピアノを弾いている妄想セッションをした。
いいプレイだった。彼らも僕も。
まだこの時もチョッキは前を向いていたはず。

外を見るとEGスタッフ方々がおられるので、ラスト曲中だけど出た。
時間まで珈琲を飲もうとEGスタッフのボスが言うものだから、
落ち着けそうなカフェを覗いて回った。
どこも満員で、どうする?的雰囲気が漂ったとき、
ボスが「純喫茶がよいのです」とつぶやく。
珍しく僕は知っておりました、純度の高い喫茶店。
そのビルの二階にあるカフェ トロワ・シャンブル!
たぶん、お望み通りであると確信しながら、
僕もこの喫茶店に入れることが嬉しかった。
たぶん、パジャマでは入れない。
そしてこの時もチョッキは前を向いていたはずだ。

Club 251の楽屋へ。
EGくんとも合流、スクール水着の話題に触れてくれない。
東京では初披露のEG with the BAND。
ライブ自体も2回目のEG with the BAND。
EGくんの他にドラムにイサムさん(MO'SOME TONEBENDER)
ベースに泉健太郎(セカイイチ)、そして鍵盤が僕。
この面子、嫌いじゃないです。どうしたら集まるのでせうか?

ライブ前、着替える。
ツモリチサトの水玉のTシャツを夏にたくさん着れなかったので、
最後に日の目を浴びさせておこうとライブで着ることにした。
大好きなTシャツだけど、大切にし過ぎてなかなか着れなかった。
例えるなら、ルーニーがシュート0本で終わった試合だったり、
大切に育てていたカルビが焦げてたり、得意技を出せずにノックアウトされたり、
彼女を大事にし過ぎて指一本触れずに別れたり、
トランプの大富豪でジョーカーを持っているのに使えず貧民になったり、
そんな扱いでしたから本番着て今季は終了に。

本番は楽しんだ。
ラストの曲は基本弾き語りにエンディングから
バンドが入ってゆらゆらと長い時間陶酔。
EGくんの弾き語り部分では、歌があまりにもよくて、
舞台にいるのを忘れてしまった。良かった良かった。
この時、チョッキは楽屋に畳んでおいてある。
着ているのはツモリのTシャツ。

片して、楽屋に戻り、おつかれさまを言い合う。
次のバンドやらたくさんの出入りがありながらもソファーに腰掛ける。
スムルースの徳田くんに久しぶりに会う。
僕が着替え途中に連絡先を聞いてくる。
僕が着替え途中にだ!
上着も羽織ってからメモ紙にアドレスなり何なりと書いた。

この瞬間、怪しい。
チョッキが逆さになったのは徳田くんだ。


その後は、何も気にせずにライブハウスを出てアナタキコウに会いにいった。
途中、佐々木健太郎を発見したので、連れて行く。
健太郎はビール片手にアコギを背負っていたので、
「ベースちゃうんや?」と問うと、
「駅前にでも行って歌ってやろうかと思って」とうずうずした様子でした。

アナタとウダウダと談笑しながらも、
僕のチョッキは逆さで、健太郎はチャックが開いていた。
沢田ナオヤを見つけてひさしぶりに話す。笑わせてもらった。
九段会館ぶりに長友くんとも話した。
色々な人と挨拶をしながら、僕のチョッキは逆さだった。
数枚 名刺もいただいたが、その間もチョッキは逆さだった。

帰りにもクリンゴンを少しの間 引き取ってくれた
お世話になった人にもバッタリ会う。
そこでも、談笑しながら、チョッキは逆さ。
しかも、御一緒されていたレーベルの方に
「何かあれば僕を使ってください!」キリリと胸を張った。
その間もチョッキは逆さ。


ありがとう、徳田くん!笑)
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by hisa_coff | 2010-11-04 04:02 | デイリー