以前の四本足四本手二つの顔の姿の自分に戻ろうとしているのかもね。

喜劇作家アリストファネスの話では、
始め人間は四本の足を持ち四本の手を持ち二つの顔を持っていたらしい。
ちょうど今の人間ふたりが背中合わせでくっ付いた感じで、性別も3つあったそうだ。
太陽の子「男+男」と地球の子「女+女」と月の子「男+女」の3つの性別があった。
あまりにも人間が力を持つものですから神ゼウスが弱らせてしまえと、
稲妻で人間の体を二つに切り裂いて、現在の二本ずつの手足を持つ人間の体になった。
人間を絶滅しても良かったが神を崇める熱心さもあったので半分に切り裂くにとどめたらしい。
だから、生まれながらにして、僕らは欠如しているという。
背中にくっ付いていた自分を求めて恋愛をするのだと言う。
異性を求めるのは、「男+女」だった人なのでしょう。
「男+男」と「女+女」が引き裂かれたならこの方々は同性を愛するのでしょう。
と、言うことは、2500年も前から同性愛は当たり前だとされたのでしょうね。
話の中では、切り裂いた背中の方に顔をひねって それを前とし、
切り裂いた傷口をしぼって縫い合わせたのがヘソだと言う。
ヘソはもうひとりの自分がくっ付いていた傷跡だと言う。
僕らが抱き合うとき、ヘソとヘソをくっ付けるように抱き合うのは
以前の四本足四本手二つの顔の姿の自分に戻ろうとしているのかもね。

それでも、力を持つのならゼウスはもう半分に人間を切り裂くつもりらしい。
1つの目で1つの足で1つの手で1つの耳で生きなければならん。
そうなると自分を何人求めて恋愛をしなければならんのでしょうか。。。

生まれながらにして欠如している僕ら人間は、
生まれながらにして欲求が溢れ出していて、それによって生きている。
生まれながらにして求めてしまう定めなのでしょうね。
切り裂かれていなければ恋愛や求愛と言う概念などもなかったかもしれない。

求め過ぎる自分に気付いてこの神話を思いついたのなら素敵だな。
求めてしまうことについて どうしようもない理由があるのだと、
この神話を話せば「なら しょうがない」ってなるよな。
ん、ならない。。。か。。。
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by hisa_coff | 2011-05-28 21:44 | デイリー