ま、ちいさなことなんですが、

ま、ちいさなことなんですが、

仕事もおそくなり、帰ってから料理する気力もないので、
あそこのギョウザを食べて帰ろうと頭の中で思い浮かべながら電車に揺られる。
最寄駅に着き改札を出て、何時までだったっけ?と思いながらその中華屋に向かう。
あの角曲がれば店だ。どうか定休日じゃありませんように と思う。
角に差し掛かり、店は明るい、そして「9:50まで営業」と
大人が手を広げたくらいの大きな文字で書かれてある。
僕は携帯電話の時計を確認、まだ9:33だ!おし大丈夫!と自動ドアに手をかざした。
自動ドアが開いた瞬間、若い女子アルバイトさんが駆け寄って来て、
「すみません、9:30ラストオーダーなんです」と
申しわけなさそうに工藤静香的な困った顔をして頭を下げた。
僕も反射的に「あ、そうなんですね。わかりました」と。
奥の厨房でフライパンを振るう男性料理長らしき人が
「またお待ちしてます!」と威勢よく今にもウインクでもしそうな充実した顔で僕を見てくる。

で、僕は店を出た。
なぜか振り返りたくなったので振り返って見る。
目に入ってくるのは「9:50まで営業」。
歩きながら考える。僕はなぜ追い返されたのだろうか?
表に書いてある「9:50まで営業」を見てしまうと
9:30ならば、なんとか大丈夫かな と思ってしまうし、入ってしまうでしょう。
ひとりの男が仕事帰りに寄る飯なんざ、流し込む程度で長居はせんでしょう。
客入りを9:30で止めたいのならば、表は「9:30まで」と書いた方がやさしいでしょう。
そして、客出しを9:50までにしたいのならば、店の中に「9:50まで」と書くべきだ。
電車に揺られながら僕はもうギョウザのお口になってましたから、
「工藤静香的顔」や「またお待ちしています」にちょっとイラッとしたのだろう。

表に「9:30」と書かずして、ラストオーダーが9:30だと知るのは難しい。
それに9:50の意味がさっぱりわからない。
もしかすると、ラストオーダーが通ったお客さんを
9:50までに店から出してしまうのだろうか?
料理を出す時間は店の方がよく知ってますから客入りはストップしやすくても、
食べる速度は個人差もあり、まだ食べてない人を追い出すのも難しいだろうから、
確実な方を営業終了時間にした方がよいのではないか?
黒板五郎さん(田中邦衛)も「まだ子供が食ってる途中でしょうが!」と
ラーメン屋で怒鳴ってらしたし、食べるのが遅い人も多いですしね。
営業の意味を販売活動とするのならば、9:30以降は販売を拒否したのだから
9:30までが営業となるのではないかと思うのです。

それでも、「9:50」にこだわるのならば、
「営業」は使わず「9:50まで仕事」とか、「9:50までに食べてください」とか、
「9:50消灯」とか、「9:50には僕らも帰ります」とか、
お客さんが自分の食べる時間も含めて考えられる表示にすれば
何とか9:50に終われるのではないか。。。。

ついね、あの得意気でありながら申しわけなさそうな顔がイラッとしたのだよ。
もう少し明確な表示にしておけば工藤静香の顔マネなんざしなくてもいいのに。
どこの店もそうなんだろうか?営業時間とラストオーダーの時間は違うんだろうか。
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by hisa_coff | 2011-08-01 01:43 | デイリー