人気ブログランキング | 話題のタグを見る
だから、家の前の通りはつま先で歩かなくちゃいけないんだ。

今日、ある人は言った。
「何でも疑って考えるんなら、私は信じて騙されたい」って。
素晴らしいと思った。
いつの間にか、本当の自分を探そうとすること、真実を知りたいと言うこと、
本物になりたいと言うことで、何でも疑って考える癖を付けていた。
それは、自分のやりたいことや言動や行動に自分に嘘を吐いていないだろうか?
と、いつでも自分に問いかけて本当の心だけを見つけてゆくこと。
本当か、どうか、なんてすぐに答えが出るはずもないのに、今すぐ真実の気持ちを知りたい。
真実が知りたい本物を知りたいことは自分でも良いことと思っている。
が! これに加えて現代人の「せっかち」がくっ付いてくる。
と! 自分から発する物はいくつもの税関を急いで通らなければならない。
そして、その税関からくぐり抜けてきた物がめでたく外の世界へ出られる。

信じれる自分を探すため、そして創るため、心の奥から出てきた物だけを世に出したいと思うあまり、
自分の中の税関を増やしたら心が上手く通り抜けられないでいた。
だから、なんだか「信じて騙されたい」って言葉に救われたんだ。

僕も一生、自分に騙されて過ごしたい!

って、そう思ったんだ。そう、勝手な使命感を思ってね。
歌で誰かを救いたい!って思ったりして、自分を騙すんだ。


自分を追いつめることは、もう今後はしないよ。
昨年たくさん追いつめたしね。
何でも信じて騙されて来た過去は、元々、僕に素質があったと信じよう。

そう思ったら、うさん臭い江原啓之細木数子の言葉もするするっと心まで届くね。
僕は何でも信じて騙されよう。
自分の中から発せられる言葉や思いに僕自身が騙されるべきなんだ。
そっ、ただの自己暗示なんだけどね。
自問自答をヤメると言うことだね。僕は人一倍やってきたから、もう良いよ。





映画「ハイ・フィデリティ」でジャック・ブラックが最後「Let's Get It On」を歌い上げる。
この映画の主人公は何千枚もあるレコードを整理するために自分の歴史順に並べる。
とても素敵なんだ。言ってみれば手に入れた順なんだよね。
そして、思い出順なんだよね。ホントに素敵なんだ。
その順にレコードを並べれば絶対に思い出を忘れない。
ロックに目覚めた1枚や初恋の1枚や初デートの1枚とずっと続いて行く。
自分にしかわからない年表みたいな物が壁一面に並ぶと楽しいし、良いこともある。



あの時、良く聴いてた、あの曲、誰だった?
そう、あの失恋の次の日に聴いた曲?
だから、あのデートの時についでに買ったレコードのすぐ後にあるはずだ!

あった、そうそうThe Fatback Bandのアルバム「Keep On Steppin'」の四曲目の「Love」だ。
このフルートが優しくて、
歌に入るまでにずっと喋り口調でイントロが続いて丁度1’00で歌い始めるんだ。
この焦れったさに聴くのをヤメたけど今聴くとメロウとファンキーな間で揺れていてホントに良いね。


なんて、思えるし、僕も並べてみようかしら・・・。
おやすみなさい。


by hisa_coff | 2007-01-20 01:57 | デイリー