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新鮮さってなんやろ?
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丸尾とスタジオ。
アコギでやっていた曲をピアノでやってみたり、
また新鮮に取り組めるように色々工夫し壊したり立て直したりね。



たぶん作曲した事がある人は、
好きな曲が出来上がった時の興奮は言葉では表現できないと思う。
バンドなら皆で作り上げて「出来た!」
って言う瞬間は全員が興奮し高揚しどうしようもない。
これがあるからヤメられないと言う人もたくさんいる。
だからこそ、その曲を演奏する時は、
出来上がった瞬間の気持ちを思い出して演奏しなければならんのだ。
練習すればするほど手慣れてゆく。
出来上がった時の新鮮な気持ちは練習するほど無くなってゆく。

出会った頃は新鮮で、
手をにぎるたびに慣れてゆく。

買った時は面白かったのに、
今はもうつまらない。

人間は順応性がある。
それもまた欠点だ。


なにか面白いこと起こらないかな?
なんて新鮮な気持ちを感じたいために何かを待っている。
僕も昔は待ってるくちでしたが、待ってちゃいかんね。
新鮮さは自分の中からも充分出て来る。
自分の知らない自分。見つけようとするべきだ。
勿論、僕自身に言ってるし書いてるんだけどね。



外で面白いことを探せば探すほど情報に翻弄される。
外で新鮮なことを探せば探すほど情報に翻弄される。
昔は新鮮であったものが、熟したものになるまで時間がしっかりあった。
リンゴが熟して腐ってゆくようにちゃんと物に見合った時間を用意してくれたけど、
今は新鮮な物が出て来てそれを腐るのを待たずに新鮮な物をぶつけて来る。
物が熟す前に新しい物が出て来る。そしてそれが腐る前にまた新鮮な物が出て来る。
ちょうどナウシカのまだ孵化してないキョシンヘイみたいな物が出て来る。
「まだ早いだろ!」ってものを新鮮さと勘違いして出て来る。
だから、食べごろを知らずに青臭い物を食べてしまっているのかもしれない。
過去になるのを自然に任せて待てばいいのに、僕らはすぐ過去にしたがるんだな。
そんなに「今」が嫌なのか?と思ったりする。


自分の心を新鮮にするのは外部からの何かではない。
絶対に自分の中にあるはずだと僕は思っている。
それは探さなくても、まだ知らない自分に声をかけてみれば絶対にすぐ見つかるはずだと思う。

自分以外を新鮮にすると言うことは、
まだ孵化しない卵を割ってしまうと言うことかもしれない。

どんな物でも新鮮に見れる目を持てば、
明日の朝日に感動できるだろう。
青い空に感動し、夕日や星空。
家族や恋人の温もりに感動し、友人の情熱に賛同する。
音楽に感動し、画に、劇に、忘れてた芸人に感動する。
そして、自分自身に感動し、
また一歩踏み出そうと勇気を持つ。

そんな目を持てばこれだけのことが明日起こる。
全部、一度体験したことのある感情なはずだけど新鮮に感じれる。

面倒くさい言い方しますが、
「新鮮さを感じる」とは未来が来るから新鮮なわけではない!
ただ自分の心が新鮮なんだ。
未来に行かなくても新鮮である。
今が新鮮である。
おまけに過去を思い出しても新鮮なんだ。



彼が腐ったわけではない。
あなたが彼を見る目が新鮮じゃないだけなんだ。


あの娘が新鮮なわけじゃない。
君の心が新鮮なんだ。


おやすみなさい!
by hisa_coff | 2008-12-18 02:52 | デイリー