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生まれて初めて雪かきした。
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勝手口からの景色。
最近の車は自動で四輪駆動になるんだね。
雪道を走っていると急にエンジンがもう1つ増えたかのような振動がした。
「あっ、これが四駆か・・・」と心で思いながら時速30キロほどで仕事にむかった。


ある おばあさんがお人形さんを孫のように可愛がっていて、
ある日、おばあさんは良かれと思って、お人形さんにコーヒーを飲ませてしまった。
人形ですから飲めず、溢れてしまい、着せてある服もコーヒーでびちゃびちゃ。
近くにいた介護士さんが「何やってんの!飲むわけないじゃない!」と言った。
認知症の方には、同意し同調し、その世界の設定に添うように対応するのが良いらしい。
この場合ならば、介護士さんも人形を本当の孫のように扱うのがよいらしい。
が、介護士さんは「何やってんの!飲むわけないじゃない!」と言ってしまって、
僕はどうするのだろうと様子をうかがっていたら、
「まだ赤ん坊なんだから コーヒーなんて飲めるわけないじゃない」
と、しっかりとその世界に入り込んだ対応だった。
僕はそこまで思いつかなかったし、その深さまで入り込める介護士さんが素敵だった。


今日は生まれて初めて真剣に雪かきした。
仕事へ行くために車に積もった雪を落として、
帰宅時も駐車場の雪をかかないと停められなかった。
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by hisa_coff | 2011-12-17 00:11 | デイリー
僕専用の部屋をもらった。
ご無沙汰しておりました。

夏頃に「ここで子を育てようか」と相談した養護施設の長の方が、
僕らが10月12日に越して来て4日後くらいには、
求人情報をくれ、直接その仕事場へ連絡してくれた。
田舎には仕事はなく辛抱強く求人を待たなくてはならん とずっと脅されていたし、
僕も2、3ヶ月は見つからんだろうし、
ひと月くらいは、ゆっくりと過ごしたいな と思っていた。
が、目の前で電話連絡してくれ、面接日も決めてくれた。
内心「ちょっと待って」と思ったのは、まだ4日目で生活用具も揃っておらず、
生活すらできていなかったし、それどころか、
車がなく仕事場へ行くことも想像できなかった。
でも、せっかくのお話を無駄にできないし、
コミュニティを大切にするということが苦手でしたが、
都会とは違うのだから これからはしっかり始めなければならん。
というわけで奥さんの実家の車を借りて、越して一週間後に面接、次週研修。
で、11月の頭からは初任者研修が始まった。

社会福祉法人の施設で介護職。
何かを作って売ったりする商売が僕には本当に合わない。
欲しがる人に値段を付けて売るだけのことだが、
欲しがる人にタダであげる人は資本主義の世の中ではバカである。
でも、何でも金に換えていたらいつか人間はダメになる。
介護職は、なんとなくそんな矛盾を感じずに仕事ができ、そして重たい、だから魅力的。
認知症の方のわけのわからないようで心裏または真理をついた言葉には毎日驚く。
どこか社会にそって生きる僕らが逆に演技をしているかのように感じてしまう。
こちらの都合では仕事はできずにすべて受け入れて抱きしめるように接する。

越してきて初歌いは、おじいちゃんおばあちゃんの前でした。
音楽療法の先生が来て皆で歌っているとき、無茶ぶりされた。
小さな鍵盤をテーブルの上においていつも通りフルスイングで
「羊飼いの歌」歌うと、皆が凍り付いたように感じた。
たぶん、あまりの大声に驚いたのだろうし、本気すぎて怖かったのかもしれん。
そんな中でも全くビクともしない認知症の方もおられた。
歌を心まで届けるのは、やっぱり大変なことなんだな。
そして聴く人のためにボリュームを調整しなければ。。。

で、研修をこなしながら家では恒大郎と思い切り遊ぶ!
最近は、生協のチラシ、携帯電話に付いてるキーホルダーのさるぼぼ、
携帯電話の充電器、ハンガー、絵本「コップちゃん」、僕の革ベルト、女性などが好きです。
おもちゃでも当然遊びますが、おもちゃかどうかなんて彼にとってはどうでもいい。
僕たち大人でもおもちゃでないものをおもちゃにする人もいますからね。

夜中、恒大郎が起きる、奥さんが母乳をあげているうちに
足らない分のミルクを作りに一階のキッチンまでおりる。
ボールに水をはって、熱湯で粉ミルクを作って浸けておく。
その間に玄関横のトイレで小便をしてキッチンに戻ればちょうど良い温度になっている。
毎晩トイレに行ってから寝なくてもいつも心配ない。必ず恒大郎が起こしてくれる。
たまにまったく起きずに朝まで眠ってくれることがあるが、
逆に僕が尿意で目が覚めてしまう。

休日は生活用具を買いにいったり、車探しに出かけた。
借りている車はBMWのいい車ですが4WDではない。
雪が降ったらどうしようもないし、それまでに4WDの車を探さないといけない。
松江の大きな国道沿いの車屋がたくさん密集してる通りをいろいろ探したが、
結局、同じ町内の小さな車屋で買うことにした。
ショーン・レノンが「ちょうどいい」と
連呼するCMでおなじみのFREEDと言う車があったので買った。
あまり車に詳しくない僕の決断ポイントは
ショーン・レノンが「ちょうどいい」と連呼するところ。
ジョンの息子がそんなにもちょうどいいと言うのなら僕にもちょうどいいだろう。
実際ちょうどいいのだ。車内が広く、最高7人も乗れて、しかも大きくない。
僕にとって値段はちょうどよくないが、値段以外は本当にちょうどよいのだ。

東京では住んでいた町の自治会など手伝ったことはなかったが、
田舎は仕事以外の活動と言えばこういうコミュニティだ。
早々に回覧板が回ってきて、忘年会の参加のお誘いだった。
ので、初めての自治会の参加は忘年会だった。
田舎らしく人間関係のパワーバランスも見え、
住んでいる者たちが一つの社会をしっかり作っている。
余所余所しい集まりではなく中高の部活のような雰囲気も醸し出していた。
新米が、礼儀として一件目で帰るのはどうかと思い二件目のスナックにも着いていった。
とは言うものの 新米の水加減は少ない方がいい、
ので ほとんど呑まずにつき合わせてもらった。
宝塚の男役のようなママさんがスナック菓子や適当な野菜炒めを出したり、
無理矢理ビールをすすめたりと、なかなか楽しかった。

今はこの地に馴染むことを精一杯やっている。
僕のようなオープンではなく、また考えが濃い人間は、
なかなかわかり合える人も見つからんだろうなと思っている。
東京では周りに芸術的な方々が多かったせいか、
思想も芸術の一つとして見てくれていたのかも。
こちらでは、ただの変人になってしまう恐れがある
ので しっかり勉強して発言しなければ。

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意外と大きな家を借りれたので、僕専用の部屋をもらった。
少し落ち着いたので、情熱を取り戻さねば!
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by hisa_coff | 2011-12-04 23:11 | デイリー