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悪夢、だけど面白い。
凄い鮮明な夢見たから起きてから紙にメモりました。



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もう何日も山の中を歩いてる。
この国にも徴兵制度はあったんだ。
もう何日も風呂にも入れず、ずっと歩いてる。
僕は第24集団軍の第70自動化歩兵師団の一等兵。
良くわからないが秋山上等兵や徳永上等兵の班が幾つか集まって30人くらいで山の中を歩いてる。
秋山上等兵は僕の上司だけど背は低くて少し痩せて黒い。
それは顔の黒さと比例して心の黒さで、前が見えぬほど。
ガチャガチャと音お立てて歩くのに何だか静かだ。
もう疲れがピークに達していて団長の叫び声も聴こえてこない。
湿った空気の中、自動小銃のシモノフがこすれる音だけが響いてる。


でも、何か僕の中で引っかかるのは、どうやら僕は3年前に殺人を犯してたようだ。
突然、意識が山の中から始まって、歩きながら記憶を解いて行くと、
あまりにもデカイ過去にぶつかってしまった。
一体、僕は何をしたんだろう?軍入隊に何か、関係があるのだろうか・・・。

その大きな過去が嘘であってほしいと願いながら歩く。
疲れを感じる精神状態では無く、僕の体は痺れて誰かが勝手に動かしているようだ。
これ以上ない圧倒的な出来事に耐えられるのは夢だからなのか?


司令部のある施設に到着した。
何故か大阪北部にあって、見渡せば僕が育った三島郡。
この施設で僕ら歩兵隊は休息をとる。

門では警備隊の2人が敬礼と共にかかとを鳴らして、
僕らがゾロゾロと通過するまで背筋をのばしている。
施設内は豪華旅館のように緑のじゅうたんが僕らを待っていた。
泥だらけの歩兵隊がスリッパに履き替えてあたえられた部屋に通される。

僕が部屋へ入ると体の大きなデブメガネが僕を待っていた。
どうやら僕の下の二等兵でやたらと関西弁の敬語を使う。
明日のジョーに出て来るマンモス西のように弱気で低い声だ。

彼は僕に手紙を渡してくれた。
「木村一等兵!手紙が届いてました!
封筒もなしに紙1枚やさかいに、すんません!」
デブメガネは内容を見たようで敬礼に加えて歯を食いしばっている。
内容はこう書かれていた。


 木村様へ
 まるで、何も無かったように3年の月日が流れていますが、
 あの殺人事件に関して、もう一度お話をお聞かせください。


って書いてある。僕は震え上がった。
やっぱり、僕は誰かを殺したようだ。
そして、デブメガネも関与している僕へ気を使った様子だ。
そして、ふすまの向こうで声がする。
「木村一等兵おられるか!」
秋山上等兵の声がしたので、デブメガネの耳元で僕は呟いた。
「さっきの手紙のことは無しだ!」
ふすまを開けて敬礼。



すると、場面は変わって緑の芝生の上に立つ平屋が五軒ある。
僕も見たことも無い僕の実家の前に立っている。
実家に戻ったと言う感じは無いが、家族は既に何十年とここにいたようで、
「おかえり。」と声をかけてくれる。
僕の姿はもう軍服ではなく、
上下グレーのスエット姿で真っ白なスニーカーを履いている。

どうやら五軒全部が実家の全体のようで風呂も一戸の平屋で別れている。
泥だらけだと思い出して風呂に入ろうと思い、北側に平屋に向かった。
すると携帯電話がなった、ポケットから出して開いてみると、
携帯にメモられてるアドレスが高速で消えていく!
どのボタンを押しても止まる事は無く、全て消えたところで電源が切れた。
最近流行のウィルス「縁切」だ。(こんなの無いか?)

電源が切れたところに妹が僕を呼んだ。
「私の携帯にヒサシくん宛にメール来てる!何だか良くわからない。」
その内容は、

 
 あの殺人事件ことを、お聞かせください。


ってデブメガネが渡してくれた手紙と同じように
このメールにも送り主の名前がわからない。
だが、僕の行き先はわかってるようで、タイミングを計らって手紙が届く。
不気味に思って、カーテンの隙間から外を覗いた。
何故か薄暗い部屋の中で外を覗いてる僕。
その先には浅野忠信似の長髪の男がこちらを伺っている。


慌ててここを出た。
家族に何かあったら大変だから、外へ出て走り出した。
僕の格好は防寒具のように緑のダボダボの上着を着ていた。
長髪男から避けるように走り出した。
何故ここが良かったのか、わからないが、大阪球場の周りを必死に走ってる。
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走っていると追いかけて来る出刃包丁を振り上げたおばさんが!
そして、投げて来る。
そして、追いかける野次馬が増える。
何語で叫んでいるのか、わからないが、確かにアジア人だ。
何人いるか、確認する勇気も無く走る!
と思ったら人の気配が消えて、振り返ると長髪男だけが立っている。
どちらにしても逃げなければ!

また、ザワザワと人の気配が近づいて来る。
だから、球場の一角にある卓球場へ潜り込んだ。
子供等が練習している。第二の卓球少福原あいを目指す子供等が、
僕に向かってスマッシュを繰り出してきた!
玉が出ないように設置された網を破って窓から外へ出ると、
また大勢のアジア人が僕を待っていた。
もみくちゃにされながら、四つん這いでその集団の足元から脱出するけど、
もう、小さな暴動がおこっている。


僕は球場の中に立っていた。
野球の試合が行われているようで、人工芝に転がる白球が眩しい。
っと、注意深く見てみると、少し野球とは違うようで、
バッターボックスに立つバッターはバットは持っていない。
腰に縄で縛った大根が取付けられている。
バットのような物なのか?
ピッチャーマウンドには誰もいない。
でも、ボールはそこから飛んで来る。
何度見てもそこから飛んで来る。
そして、上手く腰を振って大根でボールを打つ。
実に奇妙で丈夫な大根だ。
打ったら、大根の縄をほどいてから一塁に走る。
縄はしっかりと取付けられているので、ホームラン以外は
たいてい、一塁でアウトになっている。
それを見てチームメイト達は悔しがっているけど、
僕は追われている事を忘れてルール改正の必要を訴えた!
すると、皆、素直に聞いてくれる。
今までベースボールが無かったかのように、新しいスポーツだと絶賛してくれる。
それにしては、どの選手の服装もベースボールスタイルだ。
ベンチのそでにはバット収納する箱も設置されていて、
しかもしっかりとバットが入っていてヘルメットまでかけられている。




ここで目が覚めた。
起きてから紙とペンを取ってメモっていたら、
もう一度寝てしまって、ペンのインクがシーツにしみ込んでいた。
それ見て、やっぱり悪夢だったと凹んだ。

リアル過ぎたので書いてみました!

by hisa_coff | 2006-03-11 18:09 | デイリー