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向かい合ったベンチ
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人影がない近所の公園のベンチは5つ向かい合って置かれてるのがなんかいい。
ただ、座ってるのを見たことがないし、遊んでいる子供も見たことがない。
誰もいないのにブランコが揺れていることがあったけど、それに似た僕には見えない集会が、
この5つのベンチで行われていると思うと少しワクワクする。
もしくは、僕が間に合わないほどの早朝にお年寄りらが集まってるかもしれない。
僕なんかよりも4時間ほど一日を前のめりに過ごされているだろうから、
目にすることがないのかもしれない。
誰もいないのに向かい合ったベンチは、その佇まいにグッと来る。
そばに大きな木が影を作っているのもいい。
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荻窪まで散歩した。
帰ってきたら、ほんのりと空が赤い。
太陽光は、紫〜青〜緑〜黄〜オレンジ〜赤の順でグラデーションになっていて、
紫は光の波が浅くて直線的、赤に行くほど光の波が深くなる。
で、紫を越えて僕らが見えない光が紫外線で、
赤を越えて大きく波打つ見えない光が赤外線。
目に見えないから色を言い当てれないんだろうね。
だから、「外線」と言うんだろうね。

太陽が頭上にあるとき、一番にとどくのは波が浅い光だから青空に見えるんだろう。
で、山に隠れた太陽から発せられた光は、波が浅い光は山を越えられないため、
一番波が深いであろう赤い光が山を越えてくるから空を赤く染めるのだろう。
もし、赤が直線的な波で、青が深い波だったら、
昼間は赤い空で、夕方に山の向こうがほんのり青くなるんだろうね。
それはそれで見てみたい。

いや、ゴメン、見たくないや。
あまりにも空が赤くて、コタツの中くらい赤かったら、
色なんてあったもんじゃない。
子供の頃、コタツの中で見た緑色なんてほぼ黒だったし、
ほんのり赤いからこそ、僕らは黄昏れたんだよな。
今のままでいい。訂正!見たくないや。



おやすみなさい。
by hisa_coff | 2010-11-07 03:02 | デイリー