人気ブログランキング | 話題のタグを見る
電話をした。

人が悲しんでいるときや苦しんでいるときや怒っているときに、
その人と接することが苦手なのは皆かもしれない。
例え、悲しんでいるのが母だとしても。
そんな時にそばに居れて励ませる人は本当に愛情があるんだと思う、羨ましい。
バアちゃんの葬儀が終わって一日経ってから電話をかけた。

バアちゃんは96歳で老衰。完璧な人生を送った。
葬儀は淡い色の洋花を敷き詰めて質素でお洒落だったと話す。
香典も無しで、家族だけが集まるものにしたそうだ。
昔からハイカラだったバアちゃんの趣味を子供らがそこに表した。

おかんは元気だった。
「素敵だったよ」って話す。
もう、いつもと変わらぬ日曜日を過ごしているようだった。
昔から土日のゆったりした午前中にはクラシックが流れ、僕らは朝食をとる。
僕がパンツ一丁で起きて来てもチャイコフスキーは流れたまま。
それは僕がグレた時でもそうだった。
何をしようが、誰が居ようが、音楽が流れてテキパキと充実するおかん。
たぶん、そんな日曜日を過ごしているんだろう。

ああ、紅茶飲もう。

by hisa_coff | 2006-11-12 15:43 | デイリー