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この一週間


月曜日の高熱から始まった。
アナログフィッシュの2人もモックンもスタジオでTシャツなのに、
僕はセーターにオイルコーティングの上着にマフラーと音楽は情熱的でも体は寒気がする。
それなりにリハ中に気付いたことを発言しようと心掛けるが、
気付いたことは、僕だけ温度差が違ったことだった。
リハ後、気を使って晃くんが送ってくれる。
家に着いてからすぐにベッドへ潜り込んだ。


火曜日は、熱は下がっていた。
夕方のリハーサルまで安静にする。
リハーサルもそれほどわんぱくでは無いけど、
演奏には集中出来るので問題は無い。
ただ、スタジオを出たとたんお腹を下す。
でも、この2日間何も食ってない。
次の日の復活を願いまた早めに寝る。


夜中何度も腹痛と下痢と闘いながら、
「なんか得体も知れない病気じゃないだろうか?」
と、不安を感じ出しながら目を覚ます。
水曜日は午前中から通しリハーサル。
みんなが気合い意を入れる中、1人静かに集中する男、木村ひさし。
音楽が凄いのは演奏が始まると腹痛はなくなると言うこと。
ただ、終わったと同時に「ぐるッ」となるのでかなり永遠と緊張を保っていた。
元気は無いが、緊張と集中は誰よりも高かったはずだ!
そのスタジオで撮影していたエゴラッピンの2人を見かけて、
声をかけたいと思ったのですが、しっかりと覚えてるだろうか?と思いつつ、
この体で「おう!久しぶり!」見たいなハイタッチ的テンションには耐えられん!
と、思ったので凄く久しぶりの再会を逃してしまった。
たぶん、上京してから初めて会ったような????
終わってから、晃くんが送ってくれた。
車の中では、何かとしゃべって帰るけど、最後はいつも決意的なところに落ち着く。
前は脳みそ80%で心20%を信じるような感じで晃くんをとらえてたけど最近は違う。
やっぱり、心80%のような気がする。
リハの進め方も細かい所よりもパッションに気を配ってるように思えたし、
どちらかと言うと健太郎くんの方が、細かいニュアンスを詰めていたと思う。
それにしても2人のバランスは絶妙です。


木曜日は病院に行った。
ほとんど行かないから近所の病院をどうやって決めようかと思ったけど、
自分と同じ名前を見つけて少し嬉しくなってそこに決めた。
ウィルス性胃腸炎と診断された。
「明日、人前に出るので何とか止めたい!」と願ったら点滴することになった。
点滴も射ってもらい、薬ももらって帰ってきた。
病院の帰り道、ここ4日間で初めて心から空腹を感じた。
ので、珍しくコンビニ弁当を買って帰った。勿論、割り箸もらってません。
昼飯食って薬飲んでトイレに何度も行きながらも、
「きょうの猫村さん3」を読みながら寝込む。
この夜はパスタを作って食ったしイチゴも食べた。


金曜日、アナログフィッシュ本番。
この一週間_f0037239_20463911.jpg

1月からお付き合いさせてもらってドラマがつづく。
それぞれの人生があるわけで、誰かの代わりを出来るほどの余裕は僕には無い。
僕は自分の人生を自分の価値感のみで全うするだけです。
それは、モックンもそうだし、人間はそうなんだ。


誰かのために生きてしまってはもったいないからね。
「自分は自分の時間の中であなたと過ごしたい」と、そう責任を持って言いたいね。
「あなたのために生きる」なんて「あなた」に責任を押し付ける感じがするからね。
それより「僕の時間の中で過ごしてほしい」と言うべきなんだ。
当然言われた相手もただ鵜呑みにするのではなく、
自分の時間の中で過ごしてみれば本当に素敵な恋愛になるんじゃないだろうか?

って、なんで、例題が恋愛話やねん!

そう、いつも言ってますが、
どう、自分の時間として、自分のタイミングとして生きるか?が重要で、
何かに焦らされて踊らされたり流されたりしながら生きるのはもったいない。
雇われようが頼まれようがどんな状況でも自分の時間として過ごす。
わがままを言うんではなく。義務感を無くすと言うことかもしんないね。


ムーミンがスナフキンに質問した。
「ねーねー、スナフキン、義務ってどういう意味?」
スナフキンが応えた。
「それはね、やりたくないことをやることさ。」


って、言ったんだって。
好きなことをして過ごすってホント甘えた人生だと思うけど、
ほとんどの事柄が好きであれば、それこそ最高な人生なんじゃないだろうか?
何をやっても好きと感じれる最高の心が手に入れば我が人生晴天なり!
と言うわけで、僕はホント何をやっても好きだと愛してると抱きしめたいと思うようにするよ。
他人の人生をどうこう言う前に誰かと比べる前に、
最高の自分が誰かとコミュニケーションを取れる状態が健全であるような気がする。
「元気を与える」なんて自惚れた感じは嫌やね。
「元気は伝染する」ってのがいいのかもしんない。



あれ?ライブの話どこ行った?


ドラムの州くんが抜けて初めてのアナログフィッシュのライブだから、
なかなか思ったことを簡単には書けないので難しいんだけど、
1月2月よりアナログの2人の熱が上がってきてるのは間違いない。
新曲を聴けば一発でわかるし、ホント前しか向いてない!
言葉にしなくても会場のみんながわかってる感じがね、グッと来たね。
音楽って、音って、空気が振動して耳に届くんだね。
それぐらい繊細な空気が漂った瞬間もあったし、
突抜るような爆発もあったし、この日も感動ありがと!


健太郎くんの打ち上げの締めの言葉にグッと来た。
コイツ、マジでまだまだやりよる!って思った。
晃くんは「希望」を持って生きる楽しさを提案してくれた。


良かった良かった。
ライブですっかり体調よくなりました。
悔しかったのは、僕の体調管理。



by hisa_coff | 2008-03-29 21:43 | デイリー